<間違いだらけの外貨投資№2>
 
7月3日    おはようございます
前回は利回りを重視しがちな外貨投資こそ、「割高、割安」 を主観でなく、客観的な指標を使って判断すべきと説明してきま
した。
それでは、対円で割安な外貨が見当たらないときはどうしたら
良いのでしょうか。
外貨の代表格の米ドルについて5年移動平均線からの乖離「
かいり」率をみると、2015年は記録的な割高圏を付けました。
投資の大原則の「割安な物を買い、割高になったら売る」との
観点からは「買いは見送り」との判断になるでしょう。
※  クロス円は掛け算式
少し横道にそれますが、確認しておきたいことがあります。
それは外貨投資の「クロス円は米ドル/円次第」という基本原則
です。
このことへの無理解が、外貨投資を巡る間違いを招いています。
「クロス円」とは、外貨の対円取引のことです。
一方で世界の基軸通貨である米ドルに対する取引は、「ドルストレート」と呼びます。
あくまでも「割安な物を買い、割高になったら売る」との投資
の大原則に従って対応するなら、外貨投資では対円ではなく
対米ドルでの買い、つまり「ドルストレートの買い」と言う投資戦略
があるのです。
以上のように、今日の内容は少し難しく感じると思いますが
専門用語に惑わされず、自己の考え方で外貨投資をおこなってくださいね。
 何か、問題点があったら「メッセージ」でお聞きくださいね。