<働くシニアの厚生年金>
 
5月16日    おはようございます
 
公的年金制度の改正に向けた議論が社会保障審議会「厚労省の諮問機関」で始まりました。
論点のひとつに厚生年金に加入して働きながらもらう「在職老齢年金」の見直しがあります。
収入に応じて年金を減額して支給するので、シニア層の働く意欲をそぐとの批判があります。
 
在職老齢年金は働いて保険料を納める人が対象です厚生年金に加入せずに働く限り、年金が減ることはありません。
ただ2016年以降、労働時間や賃金など、厚生年金の加入条件が緩和され、シニア層が厚生年金に入って働く機会が増えています。
 
支給停止の基準となる金額は、65歳未満と65歳以上で異な
ります。
月収「給与、賞与合計の月額換算」と、本来受け取れる年金月額を合計し、それぞれ28万円、46万円を上回ると、一定の算式によって年金が減額されます。
 
※支給停止になった年金は、働くのをやめた後にもらえると勘違いをしている人もいるようですが、戻ってこないので要注意です。
 
日本財政も厳しい折、十分に制度の内容を吟味して退職後の仕事の在り方を考えてくださいね。
わからないときは専門家や年金事務所に相談される事をお勧めします。