<広い土地相続評価>
 
6月14日      おはようございます
 
三大都市圏で500平方メートル以上、それ以外で千平方メートル以上の土地は2017年まで、一定条件を満たすと「
広大地」とみなされ、相続税の評価をかなり下げることができた。
 
広大地とは、マンション用地に適さないため土地全体を有効利用できず、新しく道路を通すなどして一戸建ての区画造成しなければならない土地のこと。
 
ところが、この減額率が大きかったため広大地をわざわざ
買って相続後にすぐ売るなどの節税対策が増えていた。
こうした節税策を封じるため、18年度から新しいルールで広い土地を評価することになった。それが「地籍規模の大きな宅地」だ。
 
※ 「地籍規模の大きな宅地」の概要
面積  三大都市    500平方メートル以上
 
          それ以外1000平方メートル以上
 
容積率 東京23区   300%以上を除く
 
    それ以外    400%以上を除く
 
地区  路線価図で「普通住宅」「普通商業、併用住宅」とされる地区
 
※ 相続税評価の減額率
 
      地籍規模の大きな宅地      広大地
面積   「2018年度から」  「2017年度まで」
 
500平方メートル 20%     42.5%
 
1000      22%     45%
 
2000      25%     50%
 
3000      26%     55%
 
 「注意」正方形の土地の場合
 
以上のように、お国も財政が厳しい折、減額率を縮小し相続税を取る方向に向かっているようです。
 
今後とも、節税をお考えの方は、早いうちから、節税情報
をとり、専門家に相談しながら進められることをお勧めします。