<所有者不明の土地なぜ増加>

30年7月10日     おはようございます

所有者が誰なのかわからない土地が全国に増え続けている問題に対応して政府が「相続登記」の義務化を検討しているそうです。

相続登記とは何か。
所有者が不明だという土地とどう関係しているのかを見ていきます。
そもそも土地の所有者はなぜ、分からなくなってしまうのでしょうか。

個人が土地を持つようになる経緯にはまず誰かから買うケースがあります。
法律によると、売る側と買う側との間で売買契約が交わされると、その時点で土地の所有権は後者に移ったとみなされます。
いろんな問題を起こさないように「登記」をするのが不動産取引のルールになっています。

しかし土地は売買だけでなく、親などから相続することによ
っても所有者が変わります。相続を代々重ねるうちに「所有者が不明となることが少なくない」と司法書士の先生は言います。

※ 問題点として

① 相続登記をしていないと、どんどん相続人が増えてしまい誰が相続人かわからなくなってしまう。

② 登記にも費用がいるので、大した土地でない場合登記を
しないケースが多くみられる。

以上のように、現代問題になっている「空き家問題」なども
古くなった空き家の所有者が誰なのか分からず、近所の人や
お役所も難儀されているようです。

これは、国の政策として、義務として「相続登記」をさせるようにしないとますます増加していくと思われますよ。