<医療不安は幽霊>

12月1日、おはようございます

「医療保障」は近年最も関心が高まっている分野の保険だといえます。
保険会社各社が新商品を開発し、保険料を引き下げ、注力してきました。

医療費の不安はどこから来るのでしょうか。

① 重い病気で入院したら3割負担が高額になるかも

② お金がないばかりに先進医療のような新しい治療が受けられないかも

③ 急を要するのに差額ベット代かかる部屋しか空いてないかも

といった理由が挙げられそうです。
しかし、これらの不安は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」といえなくもありません。

まず、①は 健康保険は1か月に支払う自己負担の上限が額が所得区分によって決まる高額療養費制度があります。

②も効果が確認されれば保険適用が検討され、そうでなければ先進医療から外されます。

③ものように倒れて病院に担ぎ込まれて、1日一万円以上の差額ベット代がかかる病室しかないと言われたら?

確かに差額ベット料は厚労省の「選定療養」で患者の選択によるものですからすべてが自費になります。

但し、患者の同意がない場合や治療上の必要がある場合などは差額ベット代を請求できないとなっています。

以上のことから、医療保険に入りすぎて家計から保険料を払いすぎている方が、この年末調整の保険料控除の資料を見ると結構多くの方がおられるように思いますよ。