<2次相続 考えて節税>
9月30日 おはようございます。
高齢になり相続税について考える人は少なくないだろう。
その際に大切になるのが「2次相続」まで想定した対策だ。自分の死後、遺産を受け取った配偶者が次に亡くなれば、2度目の相続が起きて改めて税負担がのしかかる。
今年改正された民法の相続規定「相続法」の影響を含め、上手な対策を探ってみた。
※ 相続税の計算では特例や控除の使い方が節税のカギ
遺産を金額換算 〇 小規模宅地の評価減の特例
家の土地は配偶者、同居の子供らが
相続すると評価額を8割減らせる
基礎控除の金額を 〇 基礎控除
差し引く
法定相続人の数が多いほど控除枠
「人数×600万円+3000万円」が
拡大
相続税の総額を算出して各人の相続額に応じて案分
配偶者には特例が適用 〇 配偶者の税額軽減の特例
相続した財産が少なくとも
1億6000万円分まで非課税になる
※ 上手な相続対策のための心得
① 1次相続では子供の取り分を多めにする
② 配偶者には住む家と生活資金を確保してあげる
③ 子と同居して小規模宅地の特例を使えるように
④ 財産分けはくれぐれも不公平にならないように
⑤ 改正相続法で新設の配偶者居住権の活用も考える
以上のように、相続税は益々厳しくなってきていますので
専門家と相談して上手な相続をされる事をお勧めします。