<非課税で贈与するには>

10月13日    おはようございます

相続税の税務調査では、亡くなった人の銀行口座から生前に多額の現金が引き出され、その使い道がはっきりしないと疑いの目をむけられることがあります。

例えば引き出されたお金がタンス預金となり相続財産として申告されていない可能性があるからです。

生前贈与は相続の時に税務署にきちんと説明できるように
銀行振り込みでお金の流れを記録し、さらに贈与の契約書を作成しておくのが基本です。

※ 非課税で贈与する主な方法

資金使途    概要「金額は1人当たり」

暦年   制限なし    年110万円まで非課税。
相続前3年以内の相続人への
贈与は相続財産にもち戻し。
生活費や教育費などその都度
支出するお金の贈与も非課税

住宅   マイホームの購入  直系の父母や祖父母などから
取得           20歳以上、合計所得2000万円
等資金 以下の子や孫へのお金の贈
与。
最大1200万円まで非課税

教育  学校の授業料  直系の父母や祖父母などから
資金  や塾の月謝費  お金の贈与1500万円まで非課
用、留学費用 税。30歳までに使い切ってい
ない分は課税など

贈与  マイホームの購入   結婚機関20年以上の夫婦間の
税の  「お金の贈与」  居住用不動産か、それを買う
配偶  の場合      ためのお金の贈与
同じ相手に一生1回2000万円
まで非課税

以上のように、非課税で贈与ができる制度が最近充実され
ているので、よく情報を把握し、自分にどの方法が合っているか吟味して、効率的に使うことをお勧めします。