<同じ医療保険、世帯が条件>
 
12月22日   おはようございます。
 
高額医療、介護合算制度はそれぞれの費用が膨らんだ人の負担を軽減する非常に優れた仕組みです。
ただし、合算できる対象は、同じ世帯であることに加えて、同じ医療保険の加入者であることが必要です。
 
後期高齢者医療制度の加入者同士なら合算可能ですが、後期高齢者医療制度の加入者と健康保険組合の加入者では合算できません。
 
最近は同居していても、例えば親子や夫婦で世帯を分けて
住民登録する「世帯分離」というやり方をしている人が増えています。
世帯の合計の所得を減らすことで様々な社会保険料を減らせることがあるからです。
しかし、高額医療、介護合算制度に関しては同じ世帯であることが条件なので、世帯分離すると使えない事も知っておきましょう。
 
以上のように、日本の社会保険制度は素晴らしい内容ではありますが、制度の条件など詳しく知ってから色々と工夫される事をお勧めします。