<老後は家担保に融資>
 
3月7日     おはようございます
 
自宅を担保にして老後資金を借りるローン商品の利用者が増えている。
「リバースモーゲージ」と呼ばれ、まとまった金額を借りて利息を払いながら、家に住み続けられる仕組みだ。
老後生活に備える資金調達手段として考えるなら、商品の構造や注意点をしっかり理解しておく必要がある。
 
※ リバースモーゲージの仕組み
 
契約者←融資←銀行
   →利息だけを毎月返済→家「担保」
   → 死後、売却などで返済
 
※ こんな誤解が多い
〇 死亡後に家は必ず売らなければならない
          ↓      
  余裕資金で一括返済できれば遺族は保持できる
 
〇 残された配偶者は家を出なければならない
          ↓
  借り換えなどにより家に残れるタイプも
 
〇 担保価値さえあれば融資は受けられる
          ↓
  年収の審査で落とされる事も
 
〇  毎月支払う利息額はずっと同じ
          ↓
   世の中の金利が上がれば増える「変動金利型」
 
〇 利用には相続人全員の同意が必要
          ↓
   同意を不要とするケースもある
 
※ リバースモーゲージは大きく2つに分かれる
・一般的な商品
<資金使途>投資や事業目的でなければ問わない
<対象の物件>地域や状態などの条件が厳しい
<コスト>毎月の利息。毎年の手数料がいる例も。
   「元本の一部返済を求められる可能性」
<リスク>金利が上昇、地価が下落。
<相続人>債務が残れば請求されるタイプが主流
 
・リバース60 住宅支援機構の保険付
<資金使途>自宅建て替え、住宅ローン借り換えなど 
<対象の物件>地域などの規制は少ない
<コスト>毎月の利息
<リスク>金利が上昇
<相続人>残債は請求されないタイプが主流
 
・「参考」リースバック
<資金使途>自由
<対象の物件>地域などの規制は少ない
<コスト>毎月の家賃
<リスク>何らかの理由で定期借家契約を更新できない
   可能性
<相続人>通常影響はない              
         
以上のように、老後資金の使い方として「リバースモーゲージ」
と言う方法が考えられますが、中々扱っている金融機関が少なく都市部はまだいいのですが地方では相当厳しい制度のように思われます。
興味があれば取引銀行にご相談されることをお勧めします。