<相続税の基礎>
 
7月14日    おはようございます。
 
1年7月1日から相続法が相当改正されて益々難しくなった感がしますが、基本的なことは変わっていません。
まず、遺産がどう評価されるのか見てみましょう。
 
※ 遺産はどう評価
● 土地   路線価基本
       小規模宅地の特例の対象なら評価の大幅減も
 
● 建物   固定資産税評価額
 
● 上場株式  時価
        いくつかの有利な対象時期を選択
 
※ 相続税はどう計算
遺産総額-基礎控除=課税遺産
 
ステップ1    課税遺産を法定相続割合で案分
ステップ2    速算表で個々の税額を算出
ステップ3    相続税の総額を実際の取得割合で案分
 
※ 相続税の速算表
 
課税遺産        税率     計算上差し引く額
「各人の法定相続分」
 
1000万円以下    10%       -
 
~3000万円以下   15        50万円
 
~5000万円以下   20        200
 
~1億円以下      30        700
 
~2億円以下      40        1700
 
~3億円以下      45        2700
 
3億円超は省略
 
以上のように相続税に関して気になるのが税金ですが
本当に困ったり悩んだりするのが分割協議書「遺言があれば
基本その分け方で解決される」がなかなか話がまとまらなく
裁判所に調停を持ち込んで時間が相当係ることが多いようで
すよ。そうならないためにも平生から家族仲良く暮らすことが大事ですよ。