5月19日    おはようございます
登記簿などの情報を参照しても所有者が直ちに判明しなかったり、判明しても連絡がつかなかったりする土地を「所有者不明土地」といいます。いわゆる空き家の敷地も所有者不明のことがよくあります。

所有者不明土地にはいくつかの問題があります。まず、有効活用が難しくなる点です。例えば公共事業でその土地が必要となった時に、買い取るのに時間がかかります。草木が生え茂るなどし、周辺の住民に迷惑をかけることもあります。また、土地にかかる税金が支払われないケースも多いようです。

土地の所有者が不明になる原因のひとつに相続があります。
登記は戸建ての家など不動産を新たに取得した時にするのが通例です。しかし、登記は義務ではないため、相続で取得したが名義を変えないことが多いのです。

以上のように、「空き家問題」でも大きく取り上げられている所有者不明の土地については「相続時の登記義務」をして所有者をはっきりさせるべきだと思いますよ。