6月29日    おはようございます

上場する企業の多くは通常、決算発表と同時に次の期の業績予想を開示します。ところが2020年の3月期決算発表では21年3月期の業績予想を開示しない企業が相次ぎました。

東京証券取引所の集計「5月末時点」によると3月期企業の56%「1266社」が今回、21期3月期の業績予想を「未定」または「非開示」としました。

開示なしの企業の96%が理由として、新型コロナウィルスの影響を挙げています。

業績予想には会社が開示するもののほかに証券会社のアナリストらの予想もあります。しかし、企業の予想がない場合は外部の予想値のばらつきが大きくなりやすいとされます。今回は予想の非開示が増えたため、「株式市場のボラリティ「変動率」が高くなる一因となっている」との見方もあります。

以上のように、この「コロナウィルス問題」で資産運用、特に上場株式の運用には今後の一つの目安として時期の企業業績の資料がない中で個人投資家は難しい時代になりましたよ。