7月4日     おはようございます
給与明細では手取りの金額に目がいきそうですが、家計の運営をするうえで、どんなお金がどれくらい引かれているかを知ることが大切です。3つの社会保険の中では、年金は財政
の新しい仕組みを構築したことで給付の調整が進んでいるようですが、医療や介護は給付額が増え続ける一方で、保険料は今後確実に上がっていくでしょう。

厚生年金の保険料率は17年9月に上限の16、3%「労使折半」に達して固定され、それが続いています。国は5年に一度の財政検証で、経済の低成長が続いて所得代替率が5年以内に50%を下回る見通しとなった場合、必要な措置を講じるとしています。その際には給付のさらなる抑制や国庫負担割合の拡大に加え、保険料率の引き上げも検討のテーマになるかもしれません。