9月16日     おはようございます
外国株や外国債券などの投資信託を買う時に迷うのが、円相場の影響を受けない為替ヘッジありにするか、ヘッジなしにするかだろう。通常は円高が進めばヘッジありが、円安ならヘッジなしのリターンが大きくなる。しかし、為替相場の先行きの予想は難しい。リスク管理や資産分散の観点から考えたい。
ヘッジありとヘッジなしの選択で、一番気になるのはどちらのリターンが高いかだろう。そこで最初に過去の実績点検してみよう。
為替ヘッジの有無を選ぶ際にもう一つ考慮したいのが資産分散の視点だ。保有する金融資産の大半が、日本円の預貯金や国内の株式、債券など円資産の場合は、あえてヘッジなしで外国資産を持つことを考えたい。
今後、為替相場で円が大幅に売られて価値が下がる可能性もある。その際に海外の株式債券をヘッジなしで持っていれば円建ての価格が上昇するので、円安によるマイナス分をカバーする効果がある。
以上のように、資産運用で海外の資産を購入する場合は為替による資産変動が激しいので「為替ヘッジ」をしてその場をしのぐ方法もありますが、それがすべてではありませんので専門家に相談されて購入されることをお勧めします。