12月1日     おはようございます
例年この時期にピークを迎える会社員の年末調整。
今年から作業のデジタル化が始まり、多くの人が変化を実感しているだろう。ただ書類を基に手入力する部分が残る会社は少なくないとみられ、完全なデジタル化は道半ばだ。所得税の仕組みも複雑になっており、手続きの効率化と並んで税制の簡素化も課題となりそうだ。
※  会社員は年末調整で節税できる可能性がある
           源泉徴収
    毎月の給料やボーナスから税金を天引き
     ↓                 ↓  
年末調整                   確定申告
〇保険料や住宅ローン※などを     〇医療費などを控除申請
 控除申請           → 〇税務署に提出
〇会社に提出
      ↓                ↓
   納め過ぎの税金の還付や不足する税金の納付
「注意」 ※住宅ローン控除は2回目以降が対象。1回目は確定
      申告が必要
     ※  高所得者の所得税の主な改正点
  ● 負担増
 給与所得控除額の    850万円超で195万円が上限に
 上限を引き下げ
 一定所得を超える    総所得が2400万円超は減額。
 と基礎控除を減額    2500万円超でゼロ
 〇 負担減
公的年金額等控除    年金収入1000万円超超で上限
額に上限        195万5000円
所得金額調整控除    年収850万円超で23歳未満の扶養
を新設            親族などがいれば控除
            控除額は「年収-850万円」×10%
            で算出
以上のように、今後の「年末調整や確定申告」はアナログからデジタル化が進むようですが、毎年のように所得税の改正があって事務処理は少しは簡単にできるのかは今後の運用にかかっているようです。