<高金利外債の落とし穴>
2021年2月17日    おはようございます
国内では長くゼロ金利が続き、目を引きやすいのが証券会社などで売られる海外の高金利債権。
男性がこの債権の購入時に目にした諸条件には魅力的な数字と、より注目すべき数字が混在していた。
この表示をもとに外債投資の注意点を考える。
1つ目は利率と利回りの違い。
販売サイトには「利率23%」という文字が大きく表示されていた。「利回り12、9%」という表記もあったが、男性は「違いがよくわからなかった」と話す他の金融機関でも様々な通貨の外債の利率と利回りが、特に説明がなくともに表示されていることが多い。
大前提は利率ではなく利回りで判断することだ。利率は元本に対する利息の比率を示す。
専門家は「購入単価が100を大きく上回っている債権は実質的な収益である利回りが、利率よりかなり低くなる」と指摘している。高い利率表示に目を奪われるとあとでがっかりすることになりやすい。
逆に購入単価が100を下回る債権は償還差益がでるのでこれを加えた利回りが利率より高くなる。
どちらも実質的な収益は利回りで判断すべきだ。
以上のように、金融商品を購入時に注意することが案外多いので特に外国商品は、金利以外に為替手数料や為替の変化で大きく変わりますので注意しましょう。