<飼い主の死後、信託で備え>

2021年7月26日     おはようございます
飼い主が自分の死後に、ペットの世話を相続人に頼めない場合などは、信託を利用する方法もあります。
信用できる「受託者」に金銭を渡し、受託者が飼育者に飼育料を支払う仕組みです。

まずペットを世話する人に飼育をお願いします。
きちんと飼育してもらえるよう、希望の飼育状況などを書いた契約書を作ります。
その際には親族や知人、信託会社をお金を管理する受託者として選任し、飼育料を「信託財産」として渡します。
信託財産は特定の銀行の信託専用の口座で管理されます。

契約通り飼育されているか監督する「信託監督人」も付けます。
多くは友人や弁護士に頼みます。監督のため飼い主を訪ねた際の日当として、信託監督人にも報酬を用意します。
手間とお金がかかりますが、きちんと飼ってもらえる可能性は高まります。

以上のように、人間が死ぬのと同じようにペットも飼い主が亡くなった後世話をする人がいない場合は、早い目に信託などの対策をして買い始めるぐらいの気持ちでペットを購入しましょう。