<加入者拡大の議論も>
2021年8月6日     おはようございます

21年4月の制度改正で先送りされた議論の一つが、現在は40歳の加入者年齢の引き下げです。
加入者年齢の線引きは制度創立時からの論点であり過去にも模索されてきました。
仮に20歳とすれば、保険料収入は1兆円ほど増えると試算されます。
65歳以上の保険料を際限なく上げることは困難です。
財源確保のため、24年の次回改正に向けて加入者年齢の引き下げは論点の一つとなるでしょう。

また、介護保険のシステムの深刻な問題の一つに、介護人材の不足があります。
地域によっては介護サービスを希望通りに受けられない状況も出てきています。
政府は介護現場での情報通信技術「ICT」の活用などの施策取っていますが、成果は芳しくありません。職員の給与改善や働きやすい環境づくりなどの対策が急務です。

以上のように、高齢者が増えて介護が必要になる時代に、財政、人材など不足していることがあまりに多くあり今後が大変そうですよ。
是非、自分で健康や経済的にも考えていく必要がありそうですよ。