<確定拠出年金、株運用で強み>
2021年9月10日    おはようございます
2001年10月の確定拠出年金「DC」法施行から間もなく20年。
加入者は原則会社が掛金を出す企業型、原則自分で出す個人型とをあわせて近く1000万人規模になる見込みだ。
しかし資産残高の約半分はともに預貯金など元本確保型が占める。
運用中は非課税で効率的に資産を増やせるDCの税優遇は元本確保型では生かしづらく、有効活用は道半ばだ。
DCや預貯金などで作った自己資金を老後にどう使うか、長寿化が進展するなか、自己資金を少しずつ取り崩していく場合、例えば85歳までもっても、100歳まで生きれば底をつく可能性がある。
こうした「長生きリスク」には主に公的年金で対応する考え方が最近注目されている。
公的年金は原則65歳受給開始だが、1カ月遅らせることに0、7%増える。
公的年金は終給付なので、繰り下げなどで増やしておけば長生きリスクへの安心感が増す。
DCなどの自己資金は主に公的年金を受給するまでの「つなぎ資金」と考えれば、必要額のめどがたてやすい。
以上のように、高齢化が進み将来の生活に不安のある方は早い目に自分年金「DCなど」をして、今後の準備をされることをお勧めします。