<資産の引き出し方を検討>
2021年10月5日     おはようございます

退職後の生活の収支は「退職後の生活費=年金収入+勤労収入+資産収入」で表される。
早期退職をすれば、公的年金制度では退職後の年金給付水準はあまり期待できない。
勤労収入もないため、FIREをするとこの式は「退職後の生活費=資産収入」に換わる。資産収入を増やすか、生活費を下げるかが大きな選択肢になる。

退職後の生活費はどのくらい必要なのか。
総務省統計局の家計調査「家計収支編」によると、夫は65歳以上、妻60歳以上で夫婦2人だけの無職世帯では、16~20年の月次収支の平均は消費支出が約23万5000円、税金、社会保険料など
の非消費支出が約3万円で合計約26万5000円。
年間で318円程度だ。

FIREの考え方はすばらしいが、引き出しながら運用する期間は想像以上に長い。
より大切なのはFIREの「後半」部分に起きることを想定して準備することだということを忘れないでほしい。

以上のように、退職後仕事をせずに生活していくのは現在の年金制度「公的」では相当厳しいので、今までの蓄財を運用しながら取り崩していく生活になりそうですよ。