<治療ごとに点数、全国一律>

2021年11月19日    おはようございます
日本では病気やけがをしたときに、医療機関で安価に治療を受けられるといわれています。
一方で、治療によって百万円単位といった高額になるケースもあります。
私たちが負担する医療費はどのようにして決まるのでしょう。
Q」日本は医療機関での患者負担が大きくないと聞きます。
A」理由の一つは「国民皆保険制度」でしょう。国民は健康保険組合や国民健康保険、全国健康保険協会「協会けんぽ」などの公的医療保険「健康保険」に加入します。医療機関で治療を受けたときの現役世代の負担は、通常、かかった医療費の3割です。残りの7割は加入する健康保険が負担しています。自己負担額には1カ月単位などで上限もあり、患者の実質的な負担が大きくなりにくいのです。
誰もが必要な時に必要な医療を受けられるようにする考え方です。
※   保険診療と自由診療
     保険診療         自由診療
主な内容 病気やけがの時に医療   美容など治療以外の目的
     機関で受ける一般的な   や、保険診療以外の治療
     治療               、薬
費用   治療内容ごとに診療報酬  医療機関などが自由に
     を全国一律で設定       設定
自己負担 現役世代は3割。1カ月   全額自己負担
     単位などで上限も
※  保険外となる治療の例
美容整形    国に未承認の抗がん剤   歯列矯正
体外受精    金を使った歯の詰め物  
レーシックでの視力矯正
以上のように、日本の医療体制は完璧に思ったのですが、今回のコロナウィルスの件で医療ひっ迫が起こり、今後の対策が重要になっているようですよ。