<暦年贈与 課税強化持ち越し>
2021年12月23日    おはようございます
「今回の税制改正大綱に暦年贈与を使った相続税の節税対策封じがないのは意外だった」と専門家は話す。
暦年贈与とは高齢者などの被相続人が生前に子や孫といった相続人に自分の財産を毎年贈与すること。
贈与によって相続財産を減らせば、相続税を少なくすることができる。
生前贈与は財産をもらった人に贈与税がかかるが、年110万円の基礎控除の範囲であれば無税ですむため利用する人は多い。
現在は被相続人が贈与してから3年以内に亡くなると、相続人が3年間に受け取った財産は相続財産に加算して相続税を計算する。
税理士などの間ではこの期間を「5年以内」「10年以内」といった具合に強化するとの見方が出ている。
23年度の税制改正で議論する可能性は大きい。
以上のように、政府は暦年贈与の増税強化を進めようと、毎年暮れの税制改正で変えようとしているため早い目に基礎控除を利用した贈与をされることをお勧めします。