<働くシニアの年金は>
2022年1月7日     おはようございます
老後資金のため,65歳以降も年金を受け取りながら、働き続けている人は多いです。
その間、老齢厚生年金の保険料を納めていると、支給される年金額も原則増えます。
現行制度だと増額のタイミングは退職時が70歳になってからです。2022年4月からは「在職定時改定」が導入され65歳以降少しずつ受け取る年金額が増えるようになります。
支払った保険料を早めに年金額に反映する仕組みです。
上乗せの額は、給与の額や年齢により変わります。
例えば、月収が20万円で1年間働くと年間で1万3千円程度上
乗せされます。
月額だと1100円程度です。
次の1年間は月収が変わらない場合、さらに年1万3000円程度が上乗せされます。
年金額が変わるのは毎年10月分からです。
65歳以上の場合、老齢厚生年金「報酬比例部分」の月額や標準報酬月額などの合計が47万円を超えると老齢厚生年金が減額になります。
減額分は超えた金額の2分1の額です。
そのため在職定時改定で増えた分も減額になる場合があります。
ただ゛、働き続けて増額した年金は生涯にわたって受給でき、生活資金が足りなくなるリスクはへります。
金銭面以外でも他者とコミニュケーションが取りやすいなど仕事を続けるメリットは大きいです。
自分の貯蓄や年金額を考え長く働くことも検討するのも一案です。
以上のように、老齢化社会では自分の定年後を見据えて、仕事と老後生活を考え早い目に検討されることをお勧めします。