<重要な経営判断、意見反映>
2022年6月24日      おはようございます
上場企業の株主総会が相次ぐシーズンになりました。
株主総会は通常、年に1回開催され、経営の重要な決定をしま
す。
個人を含めて株主は誰でも総会に参加し、意見を表明することができます。
Q」なぜ6月になると株主総会が増えるのですか
A」3月決算の会社が多いからです。会社が毎年開催する「定時株主総会」は事業年度の終了後、一定期間に開きます。総会は出席できる株主を確定する「基準日」から3カ月以内に開かなくてはなりません。3月期決算の会社は3月末を基準日とするのが一般的で、6月末が総会を開催する期限となります。準備などの時
間を考慮すると、6月の中~下句に集中しやすくなるのです。
※株主総会で決議する主な事項
決議事項      具体例や説明       決議の条件
定款の変更     社名変更、取締役の任期  特別決議
                     「出席株主の議決 
重要な経営案件  他社との合併、事業譲渡  権で3分2以上の役員の選任や        の承認    賛成」
会社の経営陣を決める    普通決議
解任※         
                              「出席株主の議決権で過半の賛成」
剰余金の配当    会社が事業活動で得た  
          利益をどう分配するか
          決める
役員報酬      総額を決め。内訳は取締役
          会で決定することが多い 
※ 特則普通決議、出席株主数の条件が異なる
以上のように、株主総会の機能や手続きが上記のように大変な準備が必要なため、株主総会は3カ月後までに行う事となっています。