<燃料価格を反映、一段高も>
2022年7月14日   おはようございます
電気料金が上昇しています。
東京電力ホールデイングス「HD」によると標準的な家庭の7月の電気料金は約8900円と、1年前に比べ3割近く高くなりました。燃料費の上昇が一因とされますが、どのような仕組みで料金に反映されているのでしょうか。
Q」電気代が高くて困ります
A」一番の理由は原油や天然ガスなどの価格が上昇していることです。電気料金には発電に必要となる燃料価格を反映する仕組みがあり、それを基に大手電力会社は「単価」を上げています。8月には東京電力HDや中部電力、北海道電力などが料金を上げま
す。
※電気料金の内訳例
「合計8926円、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bプランで30A契約、月に260KWh使用の場合」
基本料金    858円      料金プランで決定
         +
電力量料金  6092円    電力量料金単価×使用量
                使用量に応じた標準料金
                使用量が多くなると段階的
                に単価が上がる料金体系も
燃料費調整額 1079円   燃料費調整単価×使用量 
               原油、LNG、石炭の単価
               や為替レートを基に毎月変動
               燃料単価が上がればプラス、
               下がればマイナスのことも
再生可能エネルギ  897円  再生可能エネルギー
-発電促進賦課金      発電促進賦課金単価 ×使用量
              再生可能エネルギーを電力会社が買い
              取った費用の一部
              政府が単価を決定
「注意」2022年7月の平均モデルを基に作成、口座振替の割引前
以上のように、電気料金が上がる仕組みになっていることが内訳例でわかるかと思いますが、ウクライナ問題や円安など日本にとって燃料単価が上がる要因がいっぱいで今後も大変なようですよ。