<為替介入の目的と仕組み>
2022年8月11日  おはようございます
為替相場の変動が激しくなっています。
2022年3月以降、急速に円安、ドル高が進み、一時24年ぶ
りとなる1ドル=139円台を付けました。
足元では逆に円高、ドル安が進む場面もあります。
為替相場が大きく動くと為替介入可能性が取り沙汰されます。
どのような仕組みなのでしょう。
Q」為替介入とはどういうものですか
A」為替相場は市場の取引によって決まります。
相場に影響を与える目的で、通貨当局が市場で通貨を売買するのが為替介入です。
 例えば、円安ドル高が進む局面で、円安に歯止めをかける「円高方向に誘導する」場合は、円を買ってドルを売る取引をしま
す。
※為替介入には様々な方法がある
単独介入   1国が単独で実施
協調介入   複数の国の利害や政治的判断が一致した時に
       各国が協調して実施
覆面介入   外国為替市場の参加者に知らせずに極秘裏に
       実施
口先介入   介入を示唆するような発言を繰り返しながら
       実際には介入しない
委託介入   日本の市場の取引時間外などに海外の通貨当
       局への介入を依頼
以上のように、当局が売買、急変に歯止めを掛けるケースがあり、状況によって政策当局が為替介入で調整する場合があり、素人では判断がつきにくいケースが多いようです。