<通貨が下落する要因>

2022年11月12日   おはようございます

通貨安のニュースが相次いでいます。
10月の外国為替市場では円相場が一時、ドルに対して32年ぶりとなる水準まで下落しました。
9月には英国の通貨ポンドも急落し、対ドルで過去最安値を更新する場面がありました。
通貨の下落はなぜ起きるのでしょうか。

Q」円安が続いているのが心配です

A」為替相場は様々な要因で変動します。
基本的にはほしい人が多い「需要が大きい」通貨が買われ、高くなります。
足元で円安、ドル高が進む一因には、日米の金利差の拡大があります。
米国は金利が上昇する一方、日本は日銀が政策金利をマイナスにしたままで、長期金利にも上限を設定する政策を維持しています。
投資家はより高い金利の通貨を持つ方が得なので、円を売ってドルを買う動きが強まりやすいのです。

※  通貨安の主な要因と例

金利    金利が相対的に低下
経済政策  財政が悪化する懸念
対外収支  輸入が増える、外貨投資が増える
景気動向  経済指標の悪化
政治情勢  政権の混乱や紛争など

以上のように、金利や景気、財政の悪化も通貨が下落することによって起こりえる原因のようですよ。
物価も高騰している原因になっているようで政府の政策は今のやり方で本当にいいのでしょうか。