<手形でもらわないようにする>
2016-01-08
 
現金の回収に比べ、リスクのある手形
 
あなたの会社が、売掛金を得意先から手形でもらう場合、その手形が支払期日に支払われる前に不渡りになったら、その手形はほぼ回収不能にとなります。
 
「お国の制度で倒産防止共済という制度がありますよ」。
また手形は、現金での回収に比べ、その得意先に対しての未回収金額が積みあがっていくものであり、得意先が倒産したら、大きな金額の貸し倒れが発生してしまいます。
 
手形を受け取ることはこのようなリスクがあることから、手形ではなるべくもらわないように心がけます。
「もらうなら、廻り手形でもらう方が無難です。」
 
なお初めての取引の場合は、通常は手形でもらわないものです。
なぜなら初めての取引先では、しっかりと支払ってもらえるのか不明です。リスクが高く、万が一、手形で支払われていて一回も支払のないまま不渡り、という事態が起こらないとも限りません。
 
極力、手形ではもらわないようにしましょう。
 
やむを得ず手形の場合は、信用調査会社で調査して判断すべきでしょう。