<相続税総額を知るには?>
8月1日    おはようございます
2015から相続税の課税が強化されました。
この年は亡くなった人の約8%が対象になり、前年までの4%台から大きく上昇しました。
自分の相続税額がどれくらいになるのか心配する人が増えてい
ますが、計算方法について誤解が多くみられます。
正しい考え方を理解しましょう。
まず評価の仕方として
① 土地の場合
通常、路線価により計算されます。
国税庁のホームページに路線価図が公表され、1平方メートルあたり1000円単位で示されています。
それに面積を掛ければ相続税の対象になる金額が分かります。
② 建物の場合
建物は固定資産税評価額に基づきます。「自治体から毎年送られてくる固定資産税の通知書などで確認することができます」
③ 預貯金の場合
そのままの残高で考えます。
このよう評価して積み上げた遺産総額から、基礎控除の額を差し引いたのが「課税遺産」です。
相続税ははこの課税遺産に対してかかります。
  基礎控除の額
従来は  5千万円+法定相続人×1千万円
現在は  3千万円+法定相続人×6百万円
 と大きく縮小されています。
※ 正しい計算手順は
〇 まず課税遺産を、各人が法定相続割合「民法で定めた遺産配分の目安」の通りに分けたと仮定します。
その上で各人の税額を計算します。
〇 次に各人の税額を合算します。
〇 合算後の金額が、払うべき相続税の総額となります。
〇 相続税の総額がわかったら、最後に各人がそれぞれ納付する税額を決めます。
  
「総額を実際に各人が相続する遺産の割合によって按分します。
なかなか、素人の方が上記の計算をすることは難しいと思いますので専門家に相談される事をお勧めします。
疑問点等があれば「メッセージ」でご相談くださいね。