<住宅ローン減税拡充の注意点>

11月17日    おはようございます

住宅ローン減税は銀行などの融資で住宅を購入したとき、通常は毎年末のローン残高の1%「上限は年40万円」を所得税などから控除します。10月以降は減税期間が10年から13年に延びましたが、恩恵が全員へ及ぶわけではありません。対象
は消費税10%が適用された住宅を買い、2020年末までに入居する人だけです。

注文住宅などを19年3月末までに契約した人は引き渡しが
10月以降でも消費税率は8%のままなので、減税期間も10年です。中古住宅を個人から買うときは消費税はかかりません。この場合、減税期間は10年で控除の上限は20万円に減ります。

一口にローン減税といっても、10月以降は3つの形式が併存
します。どれに該当するかは自分が消費税を何%負担したかを確認するのが早道です。税務署に聞くのもいいでしょう。

また、期間が13年になった人も従来の同じ制度が単純に3年延長になったわけではないことに注意しましょう。

今回のローン減税拡充はあくまで消費増税分の負担の緩和が主眼です。過度な期待をせずに、まずはしっかりした資金計画を
たてることが大切です。

以上のように、今年10月から消費税増税で10%ととなり、高額な住宅を購入される方たちのためのローン減税が始まり
ました。内容については、なかなか難しいところがあるので、金融機関や税理士、税務署で納得いくまで説明を聞いてから始めるようにされることをお勧めします。