<税負担を公平にする考え方>
11月18日   おはようございます

所得税には税負担を公平にする2つの考え方が反映されて
います。まず、「負担能力がある人ほど税金をより多く支払う」。
所得が多いほど適用税率が上がる累進税率が代表例です。

もう一つは「同じ立場の人は税負担も同じにする」。会社員と同じ仕事をするフリーランスが増えていますが、同じような年収を得てもフリーランスの方が会社員より税制上、不利になる例が目
だっています。フリーランスは自営業者なので収入を得るためにか
かった経費「必要経費」を差し引いて所得金額「事業所得」を計算します。一方、会社員は必要経費「給与所得控除」が収入に応じた概算で、多めに認められています。来年からは給与所得控除額を10万円減らし、基礎控除額を48万円へ現在より10万円引き上げます。つまり、フリーランスは減税になります。

以上のように、今後、定年後の仕事の仕方としてフリーランスでされる方も増えると思いますが上手に必要経費を計上して節税を図ることをお勧めします。