12月30日    おはようございます

 多くの会社では年内には年末調整の手続きが終わっています。年末調整は、毎月の給与などから源泉徴収していた所得税額と、本来納めるべき金額とを精算する手続きです。
 社員は生命保険控除や住宅ローン控除などについての書類を会社に提出します。税金を会社がとりすぎていた場合は12月か翌年の1月の給与に合わせて払い戻し、足りない分は追加
で徴収して帳尻を合わせます。

 しかし、年末調整の終了後に税額の再計算が必要になることがあります。典型例がパートで働く妻の収入が少なくて配偶
者控除、配偶者特別控除が満額「38万円」適用されると思っていたところ、年末にかけて長時間働いたために収入が膨らんだという場合です。配偶者の収入が年150万円を超えると、自分の受けられる控除額は段階的に減り、税額は増える可能性があります。

 新たに事情が生じたケースばかりでなく、年末調整の際に控除
を申告し忘れていた場合も再計算は可能です。

 以上のように、年末調整時に申告書類を提出しなかったり
後で、追加の事情があれば、再計算や、自分で確定申告も可能なのであきらめずにしっかりとしましょう。