3月12日     おはようございます
共働き夫婦の増加で、家を買う場合は夫婦二人で住宅ローンを組み、返済するのが一般的になっています。2人の収入をもとに1人より大きな金額を借りられ、条件の良い高額な家を購入できる利点があります。ただ、資金計画を立てるときは結婚後の収支の変化を想定する必要があります。出産や育児に伴い収入が減ったり、いずれかが転勤して別居になり生活費がかんさんだりする可能性があるからです。資金計画は先々を見据えることが重要です。

2人でローンを返済するなら、夫婦で1本のローンを組む「連帯
債務」や、夫婦それぞれが1本ずつローンを組む「ペアローン」の方
法をとります。夫婦ともに持ち分を入れて借入者となればその負担に応じた住宅ローン控除を受けられます。

注意したいのは、どちらかが返済期間中に亡くなった場合で
す。団体信用生命保険「団信」で一括返済できると思いがちですが、連帯債務の場合は夫婦の一方しか加入できない可能性があります。ペアローンはそれぞれ団信に加入できますが、完済となるのは亡くなったほうのローンのみです。保障不足する分は別途、生命保険への加入など検討しましょう。

以上のように、高額な家を購入する場合、ローンがつきものですが、ローンの組み方で相続時の分割で相続人同士の争いが起きるケースが多々ありそうなので注意して組まれることをお勧めします。