3月25日    おはようございます
現役時代に比べて大きく賃金が下がった60~64歳の働くシニアに対し、国が支給する「高年齢雇用継続給付」が2025年度から減額される。高齢者雇用が進み、給付金を上乗せして就業機会を確保する必要性が薄れたからだ。70歳まで働ける環境整備が進む中で、国は廃止を含めて制度のありかたを検討していく。

なお、年金との関係も知っておきたい。給付金を受けながら働いて、65歳未満に支給される「特別支給の老齢厚生年金」をもらう年齢になると、年金の一部が支給停止になるからだ。給付金の支給率によって停止率は変わり、現在は最大で賃金の6%分が年金から引かれる。

以上のように、「人生100年時代」を迎えて、老後の仕事の在り方も、制度をよく考えて損をしないように勉強されて進められることをお勧めします。