10月31日    おはようございます
新型コロナが離婚を後押しする事例が6月以降、たしかに出ています。離婚時は夫婦で財産を2分の1ずつ分けるのが基本。以前は夫名義の財産や金額が多かったので、夫が妻に財産を渡すようなイメージでしたが、最近では共働きで妻の方が収入が多く、妻名義の財産が多いため、妻が夫に渡すケースもあります。
注意したいのは退職金です。40代以降など中高年の離婚では財産分与の対象になります。夫が会社員などの場合は別居時に退職したと仮定して金額を算出、それを妻と2分の1ずつ分けることになります。その時点でまだ手にしていない退職金ですが、相当する金額を妻に渡さなければなりません。
生命保険も解約したと見なして解約返戻金に相当する額の半分を渡すか、実際に解約して返戻金を折半するかのどちらかです。
以上のように、中高年で離婚をする場合の財産分与はなかなか難しいようですよ。ここには書いていないが年金も婚姻期間中の年金給付時に分ける必要が出てくるようですので、専門家に相談してよく考えて進めることをお勧めします。