<勤務先の企業年金>
2021年6月29日     おはようございます
会社の企業年金制度を知ることによって働きがいや仕事のやる気につながるかもしれません。
現在、会社員の約950万人以上をカバーしているのが確定給付型の企業年金制度です。
会社が積み立て、管理運用、給付まで責任を負っている仕組みです。
運用低迷時の積み立て不足は会社が穴埋めをする義務を負っています。
会社に運用を委ねるといっても大きな心配はいりません。
もう一つの企業年金制度は750万人が加入している企業型確定拠出年金「DC」です。
こちらは確定給付型と異なり会社が責任を負うのは掛金の拠出までで、資産運用は個々人の判断で行います。
運用結果は人によって異なりますが、それがそのまま自分自身の老後資金となる仕組みです。
企業型DCも会社が掛ける掛金や、マツチング拠出で個人が出す掛金は課税対象から外れるうえ、運用期間中の運用益も非課税です。
日本では確定給付型と確定拠出型という、異なる特徴を持つ制度が企業年金制度の両翼となって会社員の老後を支えています。
自分が加入しているのはどちらの制度か「あるいは両方か」、ぜひ社内制度調べてみてください。
老後のために自力で2000万円貯めると思うと思考停止してしまいますが、会社の制度を理解することができれ老後に備える
イメージも現実的なものになります。
以上のように、わりと大きな会社には公的年金の上に企業が独自で行う企業年金制度があります。
内容は上のように、確定「給付と拠出」の制度で大きく異なり、現状は後者の拠出型「自分で運用してその結果が給付額となる」
が多くなっています。自分の入っている制度をよく理解して老後を安心して暮らせるようにしてくださいね。