<フリーランス、欠かせぬ守り>
2021年6月30日     おはようございます
フリーランスで働く人は広がっている。
クラウドソーシングを手掛けるランサーズがまとめた「フリーランス実態調査2021」によると、国内フリーランス人口は1670万人と20年に比べ57%増えた。
コロナ禍で失業したり雇い止めになったりして自営業に転じたケースもあるとみられる。
ただし会社員とフリーランスとでは社会保障が大きく変わる。
まず失業手当が亡くなる。フリーランスは雇用保険の対象外だからだ。育児休業給付と介護休業給付もなくなる。
専門家は「フリーランスの社会保障には、失業と休業という概念がない」と指摘する。
※ 会社員とフリーランスの社会保障の違い
               フリーランス       会社員
雇用保険   失業給付     なし       あり
       教育訓練給付金  なし       あり
       育児休業給付   なし       あり
       介護休業給付   なし       あり
健康保険  出産育児一時金   あり      なし
       出産手当金    あり      なし    
       傷病手当金    
労災保険             なし※     あり
「注」 一般的な場合、※は職業によっては保険料自己負担で特別加入可能
以上のように、会社員とフリーランスは社会保障で大きく異なりますので、よく内容を把握してからフリーランスを考えてからされれることをお勧めします。