<公的年金の財源不足に備え>
2021年8月18日       おはようございます
年金や株式市場のニュースで時々「GPIF」という名前を目にします。
正式名所は「年金積立金管理運用独立法人」といい、私たちが納めた公的年金の保険料の一部を運用しています。
運用額は非常に大きく、世界最大の投資家と呼ばれることもあります。
Q」  GPIFの意味を教えてください
A」 政府「Government」、年金「Pension」、投資「Invertment」、基金「Fund」の頭文字です。年金を運用する公的な機関という意味です。
公的年金である国民年金と厚生年金の「年金積立金」を運用しています。
Q」 年金積立金とは
A」 日本の公的年金制度では現役世代が支払う保険料を、年金給付に充てる「賦課方式」です。
基本的には現役世代が支払う保険料と税金「国民負担」で高齢者の年金を賄います。
ただ、これまでに現役世代が納めた年金保険料の中には給付に使われず残ったお金があります。
これが年金積立金です。
以上のように、年金財源が不足になる根源は、 「賦課方式」にあると思われます。
昔は、現役が多く、もらう人が少なかったから年金積立金に余裕がありましたが、現代のように少子高齢化で保険料が納める人より給付される人が多くなると年金財源が厳しくなります。
また、年金積立金の運用も将来厳しくなりそうですよ。