<インサイダー線引きに注意>
2021年12月8日      おはようございます
株取引に関わる機会がある人が必ず知っておきたいのがインサイダー取引のルールだ。上場企業で働く人はもちろん、知人に上場企業の関係者がいれば対象になる可能性はゼロではない。
深刻な事態に陥ることがないよう、注意すべき点を確認しておこう。
※   商品ごとにリスクの違いがある
リスクがある   株式   未公開情報に基づく取引が対象
             持ち株会で定期購入など例外も
       EEIT  未公開情報に基づく取引が対象
       普通社債 ディフオルト情報に基づく売買が対象
       上記以外ならリスクなし
通常はリスク   投資信託、ETF、国債、地方債、未上場株
※  該当する「重要事実」は様々
① 決定事実「会社の意思決定によるもの」
  増資、自社株買い、株式分割、会社の解散など
② 発生事実「会社の意思決定によらないもの」
  災害による損害、行政庁による処分
③ 決算情報の差異
  業績、配当予想の修正
④ 公開買い付けに関する事実
⑤ その他、投資判断に著しい影響を及ぼす事項
「注意」 金融庁の資料などによる
以上のように、資産運用で「宴会で聞いた情報もインサイダー取引」として取られるケースがあるので線引にはよほど注意して取引しなければなりませんよ。