<一時的な利益、分けて計算>
2021年12月9日     おはようございます
年末になると所得税を意識してお金を使ったり、金融資産の取引をしたりすることがあります。
課税のルールにより、実際に納める税額が変わるためです。
所得税の課税方法には、総合課税と分離課税の2つがあります。
Q」所得税の基本的な仕組みを教えてください
A」所得税には勤め先から受け取る給料や、商売で稼いだお金などにかかる税金です。
所得はその内容により10種類に分かれ、例えば会社員の給料は給与所得、自営業の所得は事業所得と呼ばれます。
所得は収入から必要経費を引いた金額です。
所得税は1月から12月までの所得の合計から配偶者控除など所得控除を引いた金額に税率を掛けて計算するのが基本です。
※課税方法は所得の種類により変化
総合課税        所得の内容     分離課税
各所得を合算して    などで変化    所得ごとに税額を
計算した税額を納税           計算し、総額を納税
 〇給与所得      〇利子所得     〇退職所得
 〇事業所得      〇配当所得     〇山林所得
 〇不動産所得     〇譲渡所得       
            〇一時所得
            〇雑所得
以上のように、所得税には2種類の「総合課税と分離課税」課税ががあります。年末に給与所得者が行う、年末調整で給与所得は確定して終わりますがそれ以外に所得のある人は確定申告を行います。