<銀行が保険料、万一に備え>
2022年6月20日   おはようございます
先月、東北の地銀グループが公的資金の注入を求める検討を始めたことが大きく報じられました。
公的資金を出す場合、直接のお金の出し手となるのが預金保険機構です。
預金保険機構には、万一、金融機関が破綻したときに預金を保護する役割もあります。
Q」預金保険機構とはどんな組織ですか
A」政府と日銀、民間金融機関が出資して1971年に設立しました。金融機関に資金を注入するなどして金融システムの安定を維持することと、金融機関が破綻した時に預金を保護することが主な役割です。
※保護の対象外の「預金」もある
預金などの種類       保護される範囲
  決済用預金           全額
「当座預金、無利息型
     普通預金」
利息付きの普通預金     1金融機関ごとに元本1000
定期預金、元本補填     万円までと破綻日までの利息
契約のある金銭信託など
外貨預金、譲渡性預金    金融機関の財産の状況に応じ
「CD」在外支店の預金    て払い戻し
外国銀行の国内支店の
預金など
以上のように、預金を保護する仕組みは制度としてできているが、内容を十分把握してから口座を開いて取引するようにしましょう。