<世界インフレ、変わる構図>
2022年10月10日  おはようございます
原油や金属、食料といった資源価格が高値圏で推移している。
欧米の主要中央銀行は相次き利上げに踏み切ったが、国際商品を巡る構図が大きく変わっているため、商品初のインフレ圧力は弱まりにくいとの見方がでている。
株式投資など資産運用の方針を考える際は、物価や金融政策に影響を与える商品相場の動向を頭に入れておこう。
食料への影響は大きい。
国連世界食糧計画「WFP」によると「農産物の生産コストは最も高い水準」という。
農家によっては作付けを減らしたり、育てる作物の種類を変えたりする必要が出てくる。
肥料のコストを価格転嫁すれば小麦、トウモロコシといった穀物価格が上がり最終的に肉類や乳製品に及ぶ。価格上昇の連鎖が一収束するか見通しにくい。
以上のように、供給懸念で資源高止まりの感が世界的に、ウクライナ紛争が始まり、特に日本では円安が激しく輸入価格が高止まりしているため、今後も厳しそうですよ。