<年金制度持続へ支給額抑える>
2023年1月11日   おはようございます

例年、1月には公的年金「国民年金、厚生年金」の改定額が公表されます。
2023年度の支給額は3年ぶりに増える見通しです。
ただし22年度の物価上昇に比べると伸び率は下回り、「実質減額」になるとみられます。
年金の増額を抑えるマクロ経済スライドという仕組みがあるためです。

Q」年金の支給額はどのように決まるのですか

A」公的年金の支給額を決める要素は様々です。
  基本となるのがその人が保険料を納めた機関です。
  原則として長い期間払うと支給額は増えます。
  そのうえで毎年、物価や賃金の動向を反映します。
  物価や賃金が上がれば上昇し、下がれば減ります。
  年金の実質的な価値を維持し、生活への悪影響を防ぐ目的です。

以上のように、制度維持のため、年金のマクロ経済スライドの制度が導入されました。
上記の中で支給がどのようにして決まるのかで「保険料は賃金額で決まる」ために高額「上限あり」の人が長く収めると多く年金はもらえることに注意してくださいね。