<ADR 費用、時間、裁判より少なく>
2023年3月10日    おはようございます

遺産分割の仕方や隣家との土地の境界線など、金銭が関係する紛争を抱えることは誰にでもあります。
解決の最終的手段は裁判ですが、時間や費用が掛かりがちです。
よりハードルが低い紛争の解決方法には、ADR「裁判外紛争解決手続き」もあります。

Q」ADRとは何ですか。

A」広くは裁判によらない紛争解決手段を指します。
当事者と利害関係のない公正中立な第三者が間に入り、話し合いによる解決を図ります。
裁判所が関与する民事調停や家事調停、訴訟上の和解などは司法型、国民生活センターの紛争解決委員会などの行政機関によるものは行政型と呼ばれます。
地域の弁護士や業界団体などがADR事業者として間に入る民間型もあります。

※裁判とADRとの主な違い

        裁判         ADR
実施主体   裁判官      弁護士や各分野の専門家

秘密の保護  原則公開     原則非公開

決着まで   年単位になるこ  数か月が多い
の期間    とも

費用    紛争金額などにに  裁判より低いことが多い
      よる

「注意」 ADRは認証を受けた民間事業者によるもの

※ 主な民間ADR機関と活用例
  民間ADR機関     争う紛争の例

 各地の弁護士会    友人知人がお金を返してくれない
 各地の司法書士会   遺産分割が不公平だ

 日本消費生活アド   しつこい訪問販売で不要な商品を
 バイザー、コンサルタント   買わされた
 相談員協会

「注意」 司法書士は紛争金額が140万円以下に限定

以上のように、物価高騰のおり、各企業の営業が消費者にとって困った、しつこい販売「訪問販売」が多く、契約後に解約したいがと困った人も多くおられるかもしれませんが、是非、上記の相談窓口を利用してみましょう。