<投資信託の分配金「元本か利益」か>
5年7月5日    おはようございます

資産形成の一環で投資信託を保有する人は多いでしょう。
投信を購入すると、定期的に「分配金」を受け取れる場合があります。
お金をもらえると悪い気はしませんが、分配金が多い投信が優れているとは限りません。

Q」 投信の分配金とは

A」 投信は投資家から集めたお金を株や債券などで運用し、利益を狙います。
運用する資産の中から、投資家に払うお金が分配金です。
1か月や1年など商品ごとに決められた決算時に払われる点は、株式の配当に似ています。
頻度や分配金の水準は運用会社が決め、商品ごとに異なります。

※主な投資信託の分配方針
  方針       特徴
分配金を出さない  運用益は再投資するのが原則
         長期投資向き

定期的に分配   毎月など頻繁に分配金を出す
         実質の損益が分かりにくいことも

運用成績に応じて  基準価格ににより分配金が決まる
分配        不調時に分配金が出ないことも

以上のように、投資信託の分配金には「普通分配金」と「特別分配金」とがあり、普通分配金は運用で得た利益を基に支払い、特別分配金の原資は元本です。
よって、元本が減って損していることになりますので注意が必要ですよ。