<金融機関の組織と融資審査におけるキーマンのおさえ方>
 
2016-01-16
 
本部と支店で支店の中はどうなっているのか
 
金融機関には本部と支店があります。
そして支店の中には、3つの係に分かれています。
 
預金*融資*得意先係です。
 
金融機関の融資審査は稟議制です。
稟議制とは、審査の書類が支店内で回覧され、それぞれ可「融資を出す」否「融資を出さない」の意見を記載し、最後は支店長もしくは本部の審査部で決済される形です。
 
支店長が可で通していれば、多くは審査でも通ります。
支店長は実に多忙です。
そのために支店長は稟議を細かく見ることができず、融資審査の係である融資係長の意見を尊重するものです。
 
このように考えると、融資審査のキーマンは①支店長②融資係長ということがわかるでしょう。
 
支店長には、最低年一回は決算が出た後、その説明の機会を作って会いに行くようにしてください。
また融資係長とは、最低、3ヶ月に1回は試算表と資金繰り表をもって支店に出向いて会うようにするとよいでしょう。
 
そうやって支店長と融資係に自分の会社を覚えてもらうようにしてください。
 
私はそのアドバイスを行っていますのでご相談ください。