<決算発表本格化 投資のヒント>

4月28日     おはようございます

企業の株価動向と結びつきが強いのは純利益ですが、この
数字を見るだけでは企業の実態を見誤ることがあります。大事なのは「本業で稼げているか」の判断です。
本業でのもうけを示すのは営業利益です。
営業利益が減っている一方で純利益が膨らんでいる場合は、保有株式の売却など本業と関係の薄い、一過性の要因がある可能性があります。
売上高、純利益など複数の指標を組み合わせて、利益が拡大し続けるかどうかを分析しましょう。

※ 決算短信の主な内容

・経営成績  終わった期の売上高や利益。1年前の同じ時期と比べた増減が分かる

・財政状態  財務の健全性を示す自己資本比率など。同業他社と比べ大きく劣っている場合は注意が必要

・配当の状況 中間期や年間の配当額のほか、純利益に対する配当総額を示す「配当性向」が分かる

・業績予想  実態と乖離すれば修正される。金融業など相場の変動で業績が振れやすい企業は開示しないことも

・添付資料  売上高や利益の増減要因などを中心に事業の概況が分かる

以上のように、上場企業の3月期決算が6割超が決算発表
の時期になりますので、これから株式で資産運用を考える人も今、既に購入されている方も、一度ゆっくりとそれぞれの会社の状況を把握するのもいいかと思いますよ。