<株決済期間の短縮>
 
7月16日     おはようございます。
 
 
16日以降に売買が成立した株式は受け渡し日がこれまでの3営業日後から2営業日後へと1日早まります。16日に約定した場合、従来の決まりだと19日に株式と代金が受け渡されていましたが、新ルールの下で18日となります。
 
決済期間が短くなると、取引した相手や金融機関などが
万が一破綻した場合のリスク軽減につながります。買い付けた
株式の受け渡しが滞るリスクが1日分減ります。証券業界全体
の決済事務の効率化にもつながります。
 
個人投資家にとって利便性が高まる面もあります。特に株主
優待や配当の獲得に恩恵があります。
株主優待や配当をもらう権利を得るには、企業の株主名簿
に名前が載る必要があります。この権利確定日は通常は決算
期末に当たります。決済期間を考慮すると、投資家は数日前までに株式を買い付けておく必要があります。その日を「権利付き最終売買日」と呼びます。
 
以上のように、株式の優待や配当金を得るためには是非
株決済期間を知って株の売買をされることをお勧めします。