<株価のモノサシ PER>
 
7月17日     おはようございます
 
米中貿易摩擦の行くえを巡って不安定な展開が続く。
世界景気の減速懸念から日本の企業の業績見通しにも暗雲が漂う。不透明な環境下だからこそ基本に立ち返り、世界の株式に共通するモノサシ「PER」について知っておこう。
 
PER「株価収益率」は株価が割高か割安かを判断する目安
としてプロも利用する指標だ。株価を1株当たり利益で割って
求める。
 
※ 株価の割安、割高感を測る目安に「データーハは7月3日時点」
 
算式     株価「円」÷1株利益「円」=PER「倍」
        一般に  高倍率→割高
             低倍率→割安
 
例  フアーストリティリングは 66830円=41.3倍
               1616.84円
 
 
   みずほフィナンシャル  157.1=8.4倍
 
                  18.52円
 
※ 業種によりPERの水準が大きく異なる
 順位      業種        PERの平均値
 
 1      医薬品        46.1倍
 
 2      サービス         24.4倍
 
 3      精密機械       22.5倍
 
 4      輸送用機器      21.4倍
 
32     その他金融       8.8倍
 
33     鉄鋼            8.7倍
 
34     銀行            8.4倍
 
35     電力            7.1倍
 
      全体             12.1倍
 
「注意」業種別日経平均の加重平均ヘースの数字
 
以上のように、資産運用で株を購入する場合や売却する場合の参考資料にはなる指標かもしれません。ただこの数字だけで判断するのはよく考えてから結論を出すようにしてくださいね。