<もめがちな賃貸の原状回復>
 
7月18日     おはようございます
 
住まいの賃貸借で退去する場合、原状回復に関する費用負担で借主と貸主がもめる事があります。原因は契約当初、詳細な取り決めをしていないケースが多いのですが、現状回復への正しい理解が欠けている面があります。
 
原状回復については一般に①建物の価値は居住の有無にかかわらず、時間の経過により下がる。②契約により定められた使用方法に従い、かつ社会通念上、通常の使用であれば物件がそうなったと考えられる状態であれば、使用し始めたときの状態より悪くなっていたとしても、そのまま貸主に返せばよいーとすることが学説や判例などの考え方です。
 
このように、原状回復に関するトラブルは理解が乏しいことが
原因となることが多いのです。つまらないトラブルが発生しない
よう、借主も貸主もガイドラインを一読してください。
以上のように、賃貸でお住まいの方は、入京する時を重視して将来退去する時の事をもう少し考えてから「契約書や原状回復のガイドラインをよく読んで」契約される事をお勧めします。